税理士事務所でお問合せのあるキーワードとは?

どのキーワードが売れるか
どういうキーワードがお問合せがあるのですか?
どういうキーワードでSEOをやれば売上があがりますか?

さてさて。

この質問、
実に多い質問です。

さて、本当に「売れるキーワード」などは存在するのでしょうか。

存在すると言えば存在するような気もしますし、
そうでないと言えばそうでもないような気もします。

難しいですね。
そう。難しいのです。

一体何が難しいのか?

よく言われるのが「アクションにつながるようなキーワード」です。

例えば「決算申告+税理士代行」とか「資金調達+コンサルティング+値段」とか、
「年末調整+低料金委託」など目的が明確で頼むこと前提のようなワードです。

確かに、「売れるキーワード」のような気がしますね。

しかし、私はこういうキーワードは「売れないキーワード」であると判定することが多いです。
それはなぜか。

「決算申告+税理士代行」は、決算だけ頼みたいというニーズと考えられます。
会計事務所に決算だけ、年1回で頼みたいというのは、あまり良い客層とは言えません。
事務所のためになりませんし、お客様のためにもなりません。
よって、「売れないキーワード」として私の場合は判定します。

「資金調達+コンサルティング+値段」はどうでしょうか。
資金調達なのでスポットになりそうです。
しかも「値段」と入っているので、相見積りやらなにやらで面倒そうな予感もします。
何かが微妙にずれている、そういう感じがするキーワードです。
(資金調達コンサルタントを否定しているわけではありません)

「年末調整+低料金委託」これなどもスポットなのでどうだろうというものがあります。
ただ、こういうお仕事が後に相続の案件としてつながりが出てくるようなものであれば、
それはそれでOKという見方はできるかもしれません。

逆にそういうつながりを考えることが出来ない場合は、
「売れないキーワード」となりそうです。

売れるか売れないかは事務所による

よく考えてみてください。

「味噌ラーメン」やっていないのに「味噌ラーメン」で検索ヒットされても意味が有りません。

「カレーライス」売っていないのに「カレーライス」でヒットしても無駄です。

会計事務所の場合。

仮に「新規創業+融資」というキ-ワードが「売れる」としたときに、
そもそもその事務所が「新設法人サポート」に強みを持っていない、苦手分野である。

といったことがあったとしたら、
いくら「新規創業+融資」というキーワードで多くのアクセスがあったとしても、
それで上位ヒットできたとしても全く意味を成しません。

相続が良いのか、アウトソーシングなのか、業種特化なのか。
こういう戦略的な判断を「アクセスがあるかないか」といった安易な決め方で選んでしまうと、
事業として間違った方向に進んでしまうと言うリスクが有ります。

「相続」の案件を今まで一件も手掛けたことがないけれど、
「相続」で上位ヒットできたら問合せが増えるって言われたから相続のサイトを作りました。

といったことをやってしまいますと、
先生も大変ですし、相談を依頼する方も不幸ですよね。

制作やさんが言う「売れるキーワードはコレだ!」系のお話は、
参考程度に考えるのであれば良いですが、事務所の戦略性を左右する内容となりますので、
慎重になる必要があります。
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