税理士先生のブログ更新を考える

文章の書き方は、口語体と文語体とがあります。
一般的に口語体は話し言葉、文語体は書き言葉といわれるそうです。（厳密には口語体を話し言葉とするのは問題があるようです）

口語体・文語体についての説明はこちらを参照
https://ncode.syosetu.com/n8831cl/43/

日本語の説明として正しいかどうかはひとまず置いて、話し言葉と書き言葉で考えてみましょう。

現代の検索は実に多様化しています。
人が何かのものやサービスを探す際に使用する、検索ワードはまずひとつではなくなりました。

例えば、税理士事務所を探すときに「税理士」とだけ入力して検索をするという時代ではないということです。
地域名称やサービス名称などが基本的には含まれると考えるのが普通です。
さらに、最近では話し言葉による検索が、増えているように感じます。

「税理士　相続の事を相談する」とか、
「遺言書が見つからない　どうする」とか、
「会社設立をしたら提出　必要書類」とか、
「利益出過ぎ　可能な節税」などといった、話し言葉による検索です。

上記のものはほんの一例で、実際の言葉の組み合わせは無限に考えられますし、検索ニーズも無限に広がります。
ここら辺の話し言葉による検索をされたときに、検索ヒットされるようにするためにどうするか？
この視点が現代のSEOでは求められます。

仮に、「利益出過ぎ　可能な節税」で上位化をしたいと考えたら、ページの文章の中に、「利益出過ぎ」とか「可能な節税」といった文章が含まれている必要があります。
節税対策の事が書いてあるページであっても、「利益出過ぎ」という言葉のフレーズが含まれていないと、検索にはかかり難く、上位化もしません。

では「利益出過ぎ」という言葉を含めればいいではないかと考えるかもしれませんが、「利益出過ぎ」だけ入れても、 「利益がたくさん出たら」とか「利益がいっぱい出たとき」と入れても出てきません。
これは、その言葉ずばりが完全に一致するかどうかの問題です。
そう考えると、無限に考えられる言葉の組み合わせで、あらゆる言葉を網羅するのはかなり難しいです。

ページの更新を行っていると、このあらゆる言葉の組み合わせで上位化しやすくなるわけです。
ここで、文章を書き加えて更新していくわけですが、普通に文章を書こうとするととても大変です。
特に、書き言葉で書くと、中々書き進みません。

そこで、話し言葉の登場です。
私が今書いている文章は、話し言葉と書き言葉の中間的なものと認識しているのですが、あまり無理をしないでラクに書き進めようと意識しています。
そちらのほうが書きやすいですし、伝わりやすいですし、検索ニーズにもこたえられます。

言葉の表現というものは本当に難しいです。
この表現の仕方が、検索のされ方にも影響してきているということなのです。