税理士事務所のブログコンテンツとSEOの違い

税理士先生の書くブログですからやはり専門性の高い税に関する内容を期待します。
そこで税理士先生であれば、相続なら相続に関する情報を発信し、法人税であれば法人税に関するコンテンツをまとめるわけです。

しかし、更新をしていたとしてもあまり効果的であると思えないケースも有ります。

１、別サイトからほぼコピペ状態である
２、2～3行の短い文章である
３、更新頻度が極端に少ない

こういう状態ではいくら更新をしても、あまり効果を得られません。

コピペではなく自分で考えて書いたものである必要が有りますし、少なくとも300文字とか500文字程度の文章量はほしいところ。
更新頻度も多ければ多いほど良いのは確かです。

最後の更新が2014年10月、とかというのは避けたいですね。

ここで一般論としてのSEOについて考えてみましょう。

例えば「●●県　税理士」で上位ヒットさせたい。
といった、特定のキーワードでの上位表示を目指す取り組みがあったとします。

ブログの更新を頑張ってもこういうのは難しかったりします。
特定のワードで上位ヒットさせたい場合はブログを更新するというよりも、内部対策であったり、ページ内のキーワード数をチューニングしたり、外部リンクの工夫をしたりなど別の要素が求められます。

良くブログのタイトルに必ず「●●県　税理士」をくっつけるようにしよう！
といったコンサルも居ますが、あまり意味が有りませんしSEOにも利きません。

と、申しますか、以前に比べてそういう小手先のテクニックがきかなくなりました。
と言い換えたほうが良いでしょう。

例えばですが、「ラーメンを食べました」という記事を書いているのに、ブログのタイトルが

「ラーメンを食べました　●●県の税理士」

とやったとしても、記事との関連性は低くなりますから、ペナルティとまでは行きませんが、あまり良くは受け取られなくなってきている。

Googleさんに「おや？小手先のキーワード対策をしているスパムさんだな」と受け取られるように、段々となってきているというわけです。

一方でブログを書くとどういう効用があるかというと、先の例で挙げた「●●県　税理士」を強くするというのではなくて、 こまかなスモールワードの引っ掛かりを増やすという意味合いが有ります。

例えば相続対策について書いていた記事があったとします。

相続の対策について色々と書いてあったと仮定して、検索をする人たちと言うのは色々なキーワードを検索窓に打ち込みます。

例えば、「遺言書は誰が書くのか」とか「遺品整理後の相続」とか「相続と贈与の違い」とか、あらゆる用語が無限に出てきます。

そう、膨大な量の言い回し、単語の組み合わせが出てくるわけです。
一般論としてのSEOが特定のワードであったのに対して、ブログで狙うのは不特定のワードです。

この不特定のワードをおさえるためにはやはり文章量がないと間に合いません。
人がいちいち考えて対策できるようなものでも有りません。
それに関連した内容で文章を書いていて自然と出てくるものです。

だから、ブログでは分少量を多く、更新頻度も高める必要があるわけです。