さよなら平成 会計事務所のホームページ

heisei
現在、インターネット上に掲載されている会計事務所のホームページは、ほとんどが平成の30年間の中で作られたものであるはずです。

平成という30年間を振り返ってみると、会計業界のホームページ事情の今までとこれからがよく理解できます。

会計事務所のホームページに対する関心度を分類すると、少し乱暴ですが3つの属性に分けることができます。

会計事務所のホームページに対する関心度の3段階

1、全く関心がない
2、必要性は感じている
3、事務所経営に欠かすことが出来ない

平成の前半(平成元年~平成10年前後)は、「全く関心がない」とする事務所が圧倒的多数を占めていました。
そして、平成の30年間で、この意識は一気に逆転現象を起こしました。

これからは、全く関心がないという層は限りなくゼロに近づき、
「必要性は感じている」層の割合は大きくは変わらず、
「事務所経営に欠かすことができない」と感じる層が如実に増えていくことでしょう。

もはや、関心がないでは済まされない世の中になりました。

「必要性は感じている」と「事務所経営に欠かすことができない」の差

「必要性は感じている」と「事務所経営に欠かすことができない」には、大きな隔たりがあります。

「必要性は感じている」というのは、とりあえず事務所としてのホームページが
インターネット上に存在していればそれでOKという考えで名刺代わりに存在しているという位置付けです。

例えば、インターネットタウンページや税理士紹介会社が提供する事務所案内ページのようなものを
ホームページのかわりとしたり、テンプレート型のホームページで、会計事務所として
必要最低限の案内だけをしているようなもので十分だと考える層を指します。

「事務所経営に欠かすことができない」というのは、ホームページに記載する内容、
例えば、事務所のサービス内容や料金体系、事務所紹介などの内容をしっかりと考え、
営業活動の基点として扱い、費用も時間もかけて事務所経営を盛り上げるための
ツールとして扱う意識を持っている層です。

言うまでもありませんが、これからのホームページは、
「事務所経営に欠かすことができない」ものであるという意識を持ったものでなければ、
効果が実感できないものになるでしょう。