税理士事務所の特化型ホームページには副産物がある

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E先生
コンテンツが大事だという事はわかりました。しかし、作るのは大変そうですね(苦笑)。でもやった方が良いわけですよね。

太田
本気で取り組むのであれば、時間を作ってやるべきですね。効果の事を考えないのであれば、作っておしまいでも良いとは思いますが。
E先生
いや頑張りますよ。それと、小冊子みたいなものも作りたいと思っているんですよね。それも作るとなるとやっぱり大変ですかね。

太田
簡単に作れるというわけではありませんが、ホームページのほうでオリジナルの記事を書き上げる事ができたら、今度はそれを小冊子用の記事として用いれば良いと思います。コンテンツの二次利用です。

E先生
あ、そうか。そうすれば改めて書き上げる必要はありませんね。

太田
そうですそうです。だから、深掘りしたテーマで20本くらい書き上げていただきたいのです。そうすると冊子状にしてもそこそこのボリュームになりますから。

E先生
「相続の小冊子」とするよりも、「公正証書遺言で円満な相続」とかってやった方が、読んでもらいやすそうですね。イメージ膨らんで来ましたよ!

オリジナルコンテンツは二次利用、三次利用する!

一生懸命時間をかけて書き上げたコンテンツです。上手に運用して小冊子やメールマガジンなどに転用しましょう。そのままコピペでというわけにもいきませんが、ゼロから作り上げる必要はなくなります。特化型のホームページは、これが出来るから強いのです。何か特定のジャンルに深掘りした知恵が、ホームページになり、小冊子になり、メールマガジンになることで、一通りの営業ツールがそろうわけです。

特定のジャンルの基準としては、市販の書籍には無いレベルのものほど効果があります。例えば「相続の本」などは世の中にたくさんありますから、関心のある方はわざわざ小冊子化されていても、欲しいという気持ちにまでなりません。「遺言書作成の本」というジャンルであってもまだ広いです。ここをあえて「公正証書遺言」にまで絞りきっていくことで、この先生は遺言書の事についてメチャクチャ詳しい!という具合になるのです。事実、「公正証書遺言」のことを20記事も30記事も書き上げる事が出来るような税理士先生はそんなに多くはありませんので、専門家の中の専門家として認識されやすくなるわけです。

中小規模の税理士・会計事務所が、年間数百万~数千万円もの広告宣伝費をかける大手税理士法人に負けない方法のひとつが、このニッチ戦略であると言えます。楽な道ではありませんが、高い効果が期待できる取り組みになります。
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