税理士事務所の特化型ホームページ|育て方

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E先生
作れば良いってものではないのですね。では、具体的にはどうしたら良いのですか?文章を書くといってもぱっと思いつきません。

太田
まずは、先生が最も強みを発揮できるテーマを深掘りしていくと良いですよ。全体的には網羅しても良いのですが、特化型ホームページとしてアクセスを増やしていきたい、専門性を高めたいのであれば絞りに絞るべきです。
E先生
絞る・・・ですか。相続であればそうだなぁ。生前対策の相談が多いので、生前対策というテーマなら色々と経験が豊富かもしれませんね。

太田
良いですね。では、もう一段掘り下げましょう。生前対策の中でも何がお客様のニーズが高いと感じますか?「遺言書の作成」「贈与」「保険」「信託」色々ありますよね?先生としても、その部分のご指導に強いと感じるもの、相続申告の仕事につながるきっかけになりやすいものが良いですね。

E先生
前対策の中で?「遺言書の作成」でしょうか。公正証書遺言についての相談やアドバイスなどは慣れていますよ。

太田
それを軸にして20本くらい記事を書いてみましょう。公正証書遺言であれば、自筆証書との違いやかかる費用について、どこに頼むのか、公正証書遺言の効力や注意点、書くタイミングやトラブルになりやすいポイントなど、小分けにして、個別の記事を書いていくのです。

一枚のページで全ての情報を網羅するのは難しい

何かの情報を書こうとすると、ついつい相続全般を網羅した1ページで済ませてしまうことがあります。もちろん、総論としてのお話はあってもいいのですが、特化型ホームページの場合はまとめてしまうとSEOでは弱くなります。

どういうことかというと、「相続専門」だけでは現代のWEB上の世界では、「特化型」とはいえないということです。これは、「新設法人」「経理代行」「資金調達」などの特化型ホームページでも同じことがいえます。新設法人向けのホームページであれば、例えばですが、「創業3年未満」「従業員数5名未満」のための「資金調達方法」といったレベルにまで絞り込まないと専門性を発揮し難いです。何故ここまで深掘りをした方が良いのか、そうしないと大手税理士法人の力には絶対に勝てないからです。

「相続」や「新設法人」などの特定のテーマで、ページ数が数百ページ、数千ページある大手のホームページに、10ページ20ページ作ったところで勝てる道理がありません。さらに、検索エンジン広告でも大手の税理士事務所は年間で数百万円の広告宣伝費をそこに投じているのです。ちょっと頑張ったくらいでは、とても太刀打ちができないのです。そこで出てくるのが、ピンポイントで深掘りをするという取り組みです。「創業3年未満」「従業員数5名未満」のための「資金調達方法」について、20記事、30記事と書き続けていく事ができれば、その特定のジャンルでは無類の強さを得る事が出来るようになります。

そこまでやってはじめて、特化型ホームページとしての効果を実感できるようになるでしょう。
ホームページ制作_オオタキカク