税理士事務所のホームページ制作はまず何をどうすれば良いのだろうか?

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B先生
ホームページを作るといっても、今までに経験がないので何をどうしたら良いものなのか、全く分かりません。

太田
色々なアプローチの仕方がありますが、やはりまずは「目的」です。誰に見てほしいホームページになりますか?
B先生
まずは既存のお客様に見てほしいですね。うちの事務所が相続もやっているということを多分知らないお客様もいて、余所の税理士事務所に相続だけ頼んでいたなんて事がつい最近もあったんですよ。

太田
それは私も良く聞きます。普段から相続もやっているという事をお伝えできていれば良かったのでしょうけれど、担当者によってはそういう情報は伝えていないということも多いみたいですね。

B先生
そうなんですよね。あとは、よく言われるのが、事務所の場所が分かり難いと言われます。これはお客様ではなくて、新規の相談者や協力先の会社さんなどに言われますね。

太田
今は皆さんスマホを持っていますから、スマホで事務所のマップ情報が確認できるようにホームページを作りかえる必要がありますね。スマホから直ぐに電話をかけられるようにする設定も必要です。

閲覧者に何をして欲しいのかを最初に決める

何事も「目的」から入ることです。なぜ、何のためにホームページを作るのかという目的です。この目的が混在すると効果は弱くなります。

例えば、「既存のお客様が見て安心してもらえるようなホームページ」で、「新規のお客様から問合せをもらうホームページ」で、「求人をしたときに事務所の雰囲気を見てもらうためのホームページ」としたら、目的が3つになります。 すると不思議なもので、伝えたい事が伝わり難くなります。結果的に効果が得られ難くなります。閲覧者がせっかくホームページに来てくれても、迷ってしまうわけです。そこが分かっている税理士事務所は、目的別にホームページを持ちます。「既存のお客様用でパンフレット代わり」、「新規のお客様用で営業目的」、「求人採用目的」といった具合です。効果を期待するのであればそういった別々のホームページを使った運用が行われます。

とはいえ、目的別にホームページを持つ事は、初めてホームページを作る場合は考える必要はありません。はじめは、色々とやりたい事を詰め込んでまずはホームページ上で表現するということからはじめましょう。詰め込んで運用を進める中で、個別のホームページが必要になると思われた段階で、分離させていけば良いだけです。

まずは、メインホームページの構築です。「目的」が決まったら、それを見た閲覧者の方にどう感じてほしいかです。安心してほしいのか、興奮してほしいのか、優しさを出すのか、冷静さやクールさを出すのか、熱意か、地域密着かなどのイメージです。それが出てくるとカラーリングやデザインのイメージが見えてきます。
難しい事は考えず、まずはこういうところから進めていくと良いでしょう。
ホームページ制作_オオタキカク