税理士事務所でHP経由のお問合せが減っている理由【10年以上前に作ったHPの場合】

税理士事務所の先生から、近頃HPからの問い合わせが減少しているというお話を聞きました。
数年前には頻繁に問い合わせがあったものの、現在ではその数は大幅に減っています。
今回はHPは持っているが放置状態というケースの解説を行いたいと思います。

ホームページの増加と問い合わせ数の減少

質問:HPからのお問合せが減っているのはなぜ?
答え:HPの数が増えているため
解説:10年前に比べ、ホームページの数は増えています。その一方で、インターネットの利用率、すなわちアクセス数は頭打ちとなっており、その数自体は大きく変わっていません。
その結果、一つのホームページに対する問い合わせの数が減っているのです。

更新だけでは解決しない問題

この状況に対し、ホームページのリニューアルや新たなホームページの作成を行っても、問い合わせ数が増えるわけではありません。なぜなら、アクセスの総数自体はそこまで変化はないからです。
この観点から考えると、単にHPをリニューアルしたり新しいHPを制作するという対応策だけでは、HP経由のお問合せは決して増えないということになり、その他の施策も考える必要があるといえます。
【著者プロフィール】太田亮児(おおたりょうじ)|合資会社オオタキカク 代表
税理士・会計事務所の営業、マーケティング支援を行う。起業前は東京都内にある税理士法人に勤務してマーケティング業務を専任で手掛けた。2005年にオオタキカクを設立して独立。税理士事務所の個性を活かし各事務所の強みを磨き上げオーダーメイド式でマーケティングの仕組みを作り上げるサポートを行う。2010年に「税理士・会計事務所の儲かるしかけ」を同文館出版より出版し、税理士業界に特化したサービスを展開している。税理士向けの専門紙である税理士新聞(NP通信社発行)への連載記事を手掛けていたこともある。