
トップページは、いわば事務所の「顔」です。
ここで最も大事なのは、訪問者が3秒以内に「あ、この事務所、自分に合ってそう」と感じられるかどうか。
私がよく見かける残念なパターンは、「税務・会計のプロフェッショナル集団」みたいな抽象的なキャッチコピーで始まっているHPです。これだと、どんな顧問先様向けなのかが伝わりません。
おすすめは、ターゲットを絞ったメッセージを冒頭に置くことです。たとえば「飲食店専門の税理士事務所」「相続税に強い○○税理士事務所」のように、誰に向けた事務所なのかを明確にすることです。
トップページに必ず入れたい要素はこのあたりです。
・事務所のキャッチコピー(誰向けか分かるもの)
・提供サービスの一覧へのリンク
・代表税理士の写真と簡単な紹介
・問い合せボタン(目立つ位置に)
派手なデザインより、情報の流れがスッと頭に入ってくる構成のほうが、結果的に問い合わせにつながります。
次に絶対必要なのが、サービス内容を説明するページです。
「顧問契約」「記帳代行」「決算申告」と並べただけで終わっていませんか?これ、業界の中では当たり前の言葉でも、社長や個人事業主にとっては「で、結局何をどこまでやってくれるの?」となりがちです。
サービスごとに、次のような構成で書いてみてください。
そのサービスがどんな悩みを解決するのか。具体的に何をするのか。どんな顧問先様に向いているのか。料金の目安はどれくらいか。
この4点を一つひとつ説明するだけで、読み手の理解度がぐっと上がります。
ちなみに、サービスは1ページにまとめるより、「法人向け顧問契約」「相続税申告」「個人事業主の確定申告」のようにサービスごとに独立したページを作るほうがSEOにも効果的です。検索する人は「相続税 税理士 ○○市」のように具体的なキーワードで探すので、そのキーワードに対応したページがあるほど、見つけてもらいやすくなります。
ここ、すごく大事です。
「料金は要相談」とだけ書いてあるHPも見かけますが、これだと多くの見込み客が離脱します。なぜなら、相場感が分からないものに問い合せるって、なかなか心理的にハードルが高いですよね。
家電量販店で値札がついていない商品、買おうと思いますか?同じことです。
もちろん、税理士の業務は顧問先様の規模や業種で大きく変わるので、ピッタリの金額を出すのは難しい。だからこそ、こんな書き方をおすすめしています。
「年商1,000万円までの法人:月額○○円〜」のように、条件と目安価格をセットで提示する方法です。「〜」をつけることで、状況に応じて変動することもちゃんと伝わります。
実際にご相談いただいた事例では、料金ページを整備することで年間ベースの問い合わせ数が1.5倍近く増えた事務所もあります。(他にもいろいろ手を加えたので、「それだけ」ではないかもしれませんが)「この事務所は誠実そうだ」という信頼感が伝わるんですよね。
税理士事務所は、顧問先様にとっては「お金の相談を任せる相手」です。だから、どんな人なのかが見えないと、契約までたどり着き難い。
代表者紹介ページには、ぜひこんな情報を載せてください。
顔写真は必須です。プロのカメラマンに撮ってもらうと印象が全然違います。あとは、税理士になったきっかけ、どんな顧問先様を支えたいか、得意分野、趣味やプライベートな一面。
「趣味なんて関係あるの?」と思うかもしれませんが、これが何気にけっこう効きます。「サウナ好きな税理士」というだけで親近感がわいて、問い合わせにつながったという話もよく聞きます。
事務所の所在地、アクセス、スタッフ紹介も、信頼感を高める重要な要素です。クチコミがしっかりと入ったGoogleマップを埋め込んでおくと、訪問前のイメージもつきやすくなります。
最後は、ゴール地点となるお問い合せページです。
意外とおろそかにされがちなのですが、ここの作り込みが甘いと、せっかく興味を持ってくれた人を逃してしまうことも…。
ありがちな失敗が、入力項目が多すぎるパターン。氏名、会社名、住所、電話番号、業種、年商、相談内容、希望面談日…と並んでいると、書く前に疲れてしまいますよね。
最低限必要なのは、お名前、メールアドレス、相談内容のざっくりした記述欄、これくらいで十分です。詳しい情報は、後日のやり取りで聞けばいいのです。
それから、メールフォームだけでなく、電話番号、LINE公式アカウント、Zoom面談予約など、複数の連絡手段を用意しておくと親切です。人によって「気軽な連絡ツール」は違いますから。
A. 余裕があれば、ブログ(お役立ち情報)ページとお客様の声ページを追加することをおすすめします。ブログはSEO対策として効果が高く、税務に関する疑問を検索する見込み客との接点になります。お客様の声は、第三者の視点から信頼性を高めてくれます。
A. 内容にもよりますが、いきなり全リニューアルする必要はありません。まずは足りないページを1つずつ追加し、内容が薄いページから順番に書き直していく方法がおすすめです。費用も抑えられますし、効果検証もしやすくなります。
A. 「料金ページ」と「代表者紹介ページ」を最優先で整えるのが効果的です。この2つは問い合わせの決め手になりやすく、実際にアクセス解析をしてみると良く見られるページの上位です。整備するだけで反応が変わるケースが多いからです。